11月
2013年11月12日

長唄の会 vol.3

「長唄の会」も3回目を迎えます。
今年の最後を飾る今回は 
古典4曲にプラス1曲という ちょいと特別な感じでお届けする予定。
じっくりと聴いて戴けたらと ぜひにという曲を選びました。


お江戸日本橋亭
昼の部 13時30分開場  14時開演
夜の部 18時30分開場  19時開演

前売3,500円 当日3,800円

チケット&お問い合わせ
*座椅子席(前方)とイス席(後方)がありますので、ご希望をお知らせください

出演者

杵屋三七郎
東音 半田綾子

松永鉄九郎
松永鉄六
松永鉄七

杵屋勝十朗


五郞時致  東音 半田綾子  松永鉄六 松永鉄七
助  六  杵屋三七郎   松永鉄九郎 杵屋勝十朗
喜三の庭  東音 半田綾子  松永鉄九郎 杵屋勝十朗
時雨西行  杵屋三七郎 東音 半田綾子  松永鉄九郎 杵屋勝十朗 松永鉄六
大薩摩   杵屋三七郎   松永鉄九郎




■五郎時致
「五郎」とか「雨の五郎」とか言ったりします。曽我五郎時政、仇討ちで有名な曽我兄弟の弟です。
演奏会では滅多にやりません。お浚い会でやりますね、お稽古曲としても大事な曲です。
この男らしい曽我物の曲を、女性三人で演奏するなんて面白いなって楽しみにしてるんです。

■助六
とにかく好きな曲です。あ、こちらも曽我の五郎だ。
舞台にも数多くかけていますが、
以前はとても難しく思っていた「助六」の所謂長唄らしくないところが
今、何よりも好ましく、歳を重ねるに連れて良い感じになってきています。

■喜三の庭
「助六」も「喜三の庭」も、30代の頃に和佐次朗師匠から教わった大切な曲です。
師匠が伝えたかったことが最近やっとわかるようになってきたなと。おこがましいですが。
二挺の三味線ならではの素敵な景色がたくさん描けるはずなんです。
描きます、絶対に。

■時雨西行
登場人物は西行法師と遊女なのですね。
今回、三七郎さんと綾子さん、男女で唄っていただくのも聴きどころ。
この大曲を唄と三味線だけでしっかりとお客様を引っ張っていって
ドキドキ感が出る演奏をしてみたいと思っています。

■大薩摩
今年最後の「長唄の会」ということもありますし、
バリバリっと弾いてみますので楽しんでいただけたらと思います。
ちょっとした「おまけ」みたいな。


秋がそろそろ冬に呼びかけるような頃に
長唄三昧。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。