青?裸々な日常
2011年4月1日~
第185号 ホームページ開設




2日(土)

四月になったんだった。
今年はかなり三月の延長で四月を迎えた。

妙な言い方だが。

今日もホームページのことをやっていた。
ほとんど一日。
これで三週間くらいはやっている。

もうすぐオープンできそうだ。

6日(水) 那覇稽古。
先月は中止した那覇。
Tシャツ一枚で過ごせる季節になっていた。


7日(木)
パソコンのやりすぎか、目も肩も疲労している。
夕方ゴルフのレッスンへ。
身体をほぐすと良いと思って。


8日(金) 伝の会 浜松。
じゃーーん。
楽しかった。
なかなかおもしろかった。
やった曲は
http://www.ennboss.co.jp/rakugo/neta_d.php?o=100213&m=2


9日(土) 浜松稽古。
少し二日酔い。
桜は満開。


10日(日) 岡山稽古日。
新幹線ですごくよく寝た。


11日(月) 浜松稽古日。
稽古後、ホームページの打ち合わせ。
ますます発展して行かせようと思って。


12日(火) 稽古日。
一週間ぶりに東京のお稽古日。
26日に「鉄九郎のわがまま」をやる。
新曲を作りたくて南極(何曲)か作りかけているのだが
どれもものにならず。
はたして出来るか。。
13日(水)
稽古日。
五日連続で稽古をしている。

「お稽古屋さん」という言葉がある。
この言葉、僕らが使う時にはあんまり良い意味でつかわれない。

「あいつはお稽古屋さんだから」
つまり、「俺たちみたいな舞台人と違って・・・」
というように位を下に見てるぞって感じで使う。
この世界に入りたてのころ先輩から
「お稽古屋さんなんか目指したらダメだからな」
と言われた。
素直な僕は「はい、お稽古屋さんになんてなりませんよ」といきがった。

でもこの言葉の中には、もうひとつの意味がある。
お稽古屋さんを見下しているのではなく、
「めざす世界はそっちじゃないからな」という意味だ。
別に見下しているわけではないのだ。
けどまあそんなことがわからなくたって、ようはその人がやる気になればよいのでってことだわな。

さて、そんなわけで「お稽古屋さん」という言葉に誤解を持っていた僕は、
歳をとって自分が誤解していたことに気がついた。
今は立派な「お稽古屋さん」になろうと思っている。

いや、「立派なお稽古屋さん」でないとお弟子さんがかわいそうなのだ。
テキトーに教えられてもね。
志がない人に教わってもね。
やっぱ「立派なお稽古屋さん」に月謝を払いたいわな。


14日(木)
ゴルフの練習の時には楽に打てるようになった。
しかしコースに出ると途端に力が入る。
これがなんとも情けない。
ただ、この力が入るってことにやっと気がついた。
ま、なにごとも気がついてからだ。


15日(金)
出かけたついでに神保町のお三味線屋さん「音福」による。
鉄駒がここに売っているお三味線を見てくれと言うのだ。
いや、見なくても良かったんだけど、たまには鉄駒のいうことを聞いてやろうかなと出かけた。
音福のご主人、山口さんとは古いつきあいだ。

しかし急に暖かくなった。
今日は20℃を越えている。
沖縄かっ!!


16日(土)
良い天気となった今日、フラッと電車に乗る。
新宿から吉祥寺に向かう。
久々に乗る中央線。

にぎわいを取り戻したかのようにたくさんの人の吉祥寺。
ホッとする。
プラプラ歩いて前進座へ。

今日は前進座で志の輔らくごがあるのだ。
今年で三年目かな?
今日は鉄六がやることになっている。
僕はただただ遊びに来た。
鉄六の家は浦安、あの地震で被災している。
志の輔師匠も鉄六のことを心配してくれている。
ありがたいことだ。

師匠が一席終わってかえって来た。
志「あれ、一時間かかったか」
テ「もうちょっとかかってますけどね」
志「おっかしいなぁ」
テ「おかしかないですよ、マクラ25分以上やってましたし」
志「おっかしいなぁ、15分くらいな感じなのに(笑)」
テ「師匠、何年やってらっしゃいますの(笑)、あれで15分ってことないでしょー、
ぜーんぶしゃべったって感じですよ、逆によく25分ですんだなっていう(笑)」

休憩はさんで鉄六の出番。

志「楽屋で鉄九郎と聞いてるからな、音を間違えたら教えてもらうから」
テ「そうそう、『楽屋で聴かれてるぞー』というプレッシャーの中やってらっしゃい」
六「キャーーーーー!!」


昼夜公演が終わり打ち上げへ。
外にでるとガクッと冷えている。

志「熱燗にするかな」
テ「はい」

今日私はただ遊びに来て、弟子の写真撮って、打ち上げでゴチになっただけという、

誠にふざけた野郎でございました。



21日(木)志の輔らくご巣鴨

数ある志の輔さんの独演会の中でとにかく一番小さな空間の庚申塚スタジオフォーでの独演会。
昨年末にめでたく100回を迎え、今日は101回目の昼夜公演。
いつものように楽屋には僕をはじめに鉄六も鉄七もいる。
出番に関係なくとにかくいる。
師匠の顔を見にくる。

そして、今日のゲストは寒空はだかさん。
志の輔ファミリーですな。

僕も舞台にあがりました。
久しぶり。
震災後はじめてって感覚。
鉄六が「カントリーやりましょうよ」と言ってくれたので
「じゃ二人でやるか」ということで師弟の舞台となりましたのさ。
僕としては自分の曲をこういう舞台で弾くという発想にはならないので
ありがたい感じで弾かせてもらいましたぜ。

なにがうれしかったって
志の輔さんが「カントリー」って題名を覚えてくれたことですわ。



22日(金)リビング新聞創刊40周年大手町落語会スペシャル 志の輔らくご

へんなお天気だ。
暖かいのか寒いのか・・・うーーん。
コートはいらないが何かを羽織らなければみたいな。

昨日に引き続き志の輔らくご。
今日は日経ホール。
実は初めて行く会場です。
大手町かぁ。

何かを食べて楽屋入りをしようとちょいと早くに出発した。
地下鉄乗って池袋。
さてと、おそばでも食べよっと、お腹ペッコペコなのだ。

あら、財布がない。
財布忘れた。
うーーむ。
スイカで払えるとこないしな。
うーーん、仕方がない、楽屋に行こう。
きっとお弁当があるはずだから。
うーーむ、しかしおそばが食べたかった。
昨日の今頃は、もう三食食べ終わっていたぞ。
今日はまだちょっとしか食べていない。
この落差がデブになる原因とも言える。

待ち合わせ場所に早々とついてしまった。
鉄七を待つ。
うーーむ、師匠が弟子を待ってるって。。。

楽屋入り。
お弁当食べて一息ついた。
サウンドチェック。
オレ、ホールでやる志の輔らくご久しぶりかも。
そういや、舞台もやってないなぁ。

中入り後、
志「ほんじゃ、テッツァンたのむわー」
テ「へーーい」
支度して舞台へ。

板付きでスタンバイ。

一人でじっと座る。

目の前には緞帳の裏っかわ。

「火の用心」と書いてある。

国立小の緞帳裏に似ている。


舞台監督「てつくろさーん、弾き始めてくださーーい」
テ「はーーい」

弾きはじめる、幕があく、大きな拍手、600数十人の、会場は大きい。

やっぱり舞台は楽しい。



26日(火)
わがままバンドでやる曲は早々と決まったが、ひとりでやる部分をどうするかだ。これがなかなか決まらない。

ひとりっつーのがね。

なんだって出来るしなんにも出来ない。
自分ひとりなので落とし所がわからない。
つまり「ああ、それでいいね」という基準がないのだ。

ただ、今回気がついたことは
「基準などなくてよいのだ」
ということ。
次から次へとやっていこうと。
季節がどうだとか、曲の感覚がどうだとかではなくて、
持ってるものを全てだしとこ。

出しきっとこ。

そうそう。
合方だろうが唄だろうが、長唄はどこを切っても面白いのだ。
そのことに気がついた。

自分が長唄を料理するんだと思ってたのかも知れない。
そんなおこがましいこと考えていたのかもしれない。

料理なんぞするこたぁない。
そのまま弾いて唄ってみましょ。

そんな感じで久しぶりの「わがまま」
楽しい時間だった。
付き合ってくれるお客様に今夜も感謝である。

29日(祝) 伝の会新宿編30日(土) 志の輔らくご国立劇場おきなわ
JALのカウンターの前で晴久くんと待ち合わせをして搭乗、一路那覇へ。
ぐっすり寝た。
到着するとそのまま国立劇場へ。
昨日から来ている太意三郎くんとタッキーと合流。
聞けば志の輔さんも来てると言う。
早いな、楽屋入り。

平成元年に志の輔師匠が永六輔さんに沖縄に連れてきてもらい初めて落語会を
やってから、今日で100回目だという。
なんというスゴイこっちゃ。
んでもって、そんなにスゴイことなら「中村仲蔵」をやろうじゃないかというこ
とになり、鉄九郎社中が沖縄入りしたのでありました。
リハーサルをする。
久々にやる「仲蔵」。
懐かしい感覚と久しぶりのピリッとした緊張感。
昼の部終了。

太意三郎くんが沖縄初めてだという。
「沖縄そば食べさせてよーー」
と言うので、昼夜の短い時間にえっさえっさと出かける。
運よく、めちゃめちゃおいしいそば屋があり全員大満足だった。
僕も久しぶりに食べたぞ沖縄そば、うまかったぞ。

夜の部終了。
終わってみるとあっと言う間だった。
片づけをして打ち上げ会場へ。
沖縄の打ち上げはいつもこの店。
師匠に所縁のある人たちも大勢いらしている。
その空間に僕の仲間が一緒にいるっていうのが不思議にうれしかった。

ホテルに帰る。
ロビーで解散。
そして志の輔師匠の部屋で一杯飲む。
なんの話をしたのかはあんまり覚えていない。



年に何度かやっている新宿編。
ブラックサンというジャズの飲み屋さんでやってる。
もう何年になるのか何回やっているのかがわからんくらいやってる。

今年の二月くらいにやっていたと思ったら今年初めてだそうで、
ほんに記憶といものはあいまいなものだなと思ったわけで。

伝の会は僕の中でどの位置にあるかというと、
「めちゃめちゃ楽しんでやるライヴ」の位置にありますな。
こういうユニットが出来て幸せだと思ってますね。

今日も楽しい一日でした。
のど枯れてるもの。
どんだけはしゃいでんだって。





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